多くの人がしている生理痛緩和薬の誤解|知らないと怖いデメリット
このページでは、生理痛のつらさを緩和する薬を効き目と成分の順に
弱・中・強の3段階に分けてご紹介しています。
また、生理痛がつらいとは言ってもできる事なら薬には頼りたくないと思っておられる方に
生理痛を緩和するための栄養素や生活習慣、おすすめのサプリメントも併せてご紹介しています。
生理痛を緩和する薬は選び方が大切
生理痛を緩和する薬には、先ほど冒頭でも軽く触れた通り、
効き目と成分によって弱・中・強の3段階があります。
というのも、生理痛の強さにも段階があり、個人差があるのですが、
薬には副作用があるのはご存じの通りですので、自分に最適な薬を選ぶことが大切になってきます。
単純に痛みの強さを数値化して比べることが出来ないため難しい部分はありますが、
出来る限りシンプルに分かりやすくご紹介して行きますので、参考にして頂ければ幸いです。
生理痛緩和の【効き目が穏やか】な薬
生理痛緩和の効果が比較的穏やかな『効き目弱の薬』は、アセトアミノフェンが主成分になっている薬です。
アセトアミノフェン系のお薬を2つご紹介します。
アセトアミノフェンという成分は、妊娠中の痛み止めとしても処方される薬の成分で、
穏やかな効き目で副作用がないという意味では、おすすめの薬です。
エルペインコーワは、生理痛緩和専用のお薬で特に下腹部痛に効果的です。
副作用の心配は低い薬なのですが、それでも用法・用量を守って飲んでください。
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アセトアミノフェン系のお薬で生理痛緩和に使えるお薬のもう一つは『タイレノールA』というお薬です。
タイレノールAは、生理痛緩和の専用薬ではなく、解熱鎮痛薬となっています。
空腹時にも飲める成分配合となっていて、生理痛の中では頭痛の緩和に効果的です。
体内で生成される痛みの原因であるプロスタグランジンという物質の生成・分泌を抑えます。
こちらも空腹時でも飲めるとなっていますが、やはり用法と用量を守って飲んでくださいね。
このページでは生理痛の時に飲む薬についてのデメリットを紹介して行きます。
ただし、その前にほとんどの人が勘違いしていると言われている『生理痛に効く薬』について触れたいと思います。
頭痛や生理痛に良い・・・というテレビCMが流れているので
なるほど、鎮痛剤を飲めば生理痛が治るんだ。と認識している方が多いのではないかと思います。
しかしながら、これは大きな間違いです。
これは、生理の時に起こりやすい痛みを抑える薬であって、生理痛の原因を改善するものではないということなんです。
確かに生理痛に対する緩和効果は高いのですが、
あくまでも薬の力によって生理痛の痛みや炎症などを一時的に抑え込んでいるだけです。
生理痛を緩和する効果があるとは言え、鎮痛剤は生理痛の根本的な原因を解消してくれるものではないので、そこは割り切って使いましょう。
意外と知らない生理痛緩和薬のデメリット
では次にこのページのテーマである生理痛薬を使うことのメリットについてのお話をします。
市販で売られている生理痛薬のデメリットというのは、
- 普段から使い続けていると効果が薄れる
- 副作用がある
- 生理痛を根本的に治すものではない
痛み止めや睡眠薬等でよく言われているケースとして常用し続けていると、そのうち薬の効果に体が慣れてしまい薬本来の効果がきかなくなってくるという現象があります。
しかしながら、これも1ヵ月に3回から4回程度のペースであれば、あまりそういった事は無いようですが、そうはいっても絶対というわけではありません。
さらに副作用についても無視できません。
鎮痛剤の場合は、生理中に生成される痛み物質の『プロスタグランジン』を抑える効果がとても高いのですが、
同時に月経血の量が増えてしまうという副作用が起こる可能性もあり、逆に不快な状態になってしまう場合もあります。
何より生理痛薬だけでの対処がオススメできない1番の理由は、生理痛を抑える薬はあくまで一時的なその場しのぎのものでしかないというところです。
つまり根本的な解決ができないんです。
生理痛がつらすぎる場合は鎮痛剤の力を借りるのが良いでしょう。
ですが、根本的に生理の重さを改善することにはつながらないことも覚えておく必要があります。
例えば、初潮から閉経まで30年以上ある毎月の生理で、毎回鎮痛薬に頼っていたら
そのうち、薬の効果が感じられなくなったり、副作用がでたりすることもあると思います。
そのたびに、薬を強いものに替えて行くとなると身体の影響を考えると怖くありませんか?
そうなんです。ここまで症状が悪化すると『いたちごっこの無限ループ』が始まってしまいます。
また、コスト的な大きなデメリットも生まれてきます。
今、痛みを緩和するために常用している生理痛の鎮痛薬もコストがかかっていますよね。
何年、何十年とこれから先も飲み続けていることを考えると相当なコストになることは確実です。
確かに一時的なな対処法としては、鎮痛剤は効果的ですが、長い目で見ると良い方法ではありませんね。
デメリットの多い『薬』は絶対に使わない方が良い?
生理痛を改善するのに薬は絶対に使わないほうが良いのかなということに関しては、絶対に使わないほうが良いというわけではないと思っています。
絶対に使わないほうが良いというのであれば、お医者さんが生理痛薬や低用量ピルなどを処方することはないでしょう。
しかしながら、生理痛薬や低用量ピルは、どちらも身体に対する副作用があります。
なので、使う回数は出来るだけ少なくするというのが良いでしょう。
つまり、生理痛がつらくて薬を飲むときに忘れないで欲しいのは・・・
そもそも生理痛の根本的な治療をするための薬では無いということを理解すること
生理痛薬を飲むときはどうしてもしんどいという場合だけにし、薬に頼りすぎないようにすること
痛みが辛すぎるからといって容量や用法を守らないという事は絶対にしないこと
この3つはしっかりと押さえておきたいところです。
生理痛を一時的に緩和するならこの薬がオススメ
生理痛の痛みが激しく一時的にでも生理痛を緩和したいという場合は、ロキソニンエスがオススメです。
その理由は、ロキソニンエスの4つの特徴にあります。
『ロキソニンエスの4つの特徴』
胃に優しい作りになっている
眠くなる成分が含まれていない
粒が小さくて飲みやすい
生理痛や頭痛に素早く聞く
やはり薬を飲む際には胃への影響や、眠くなる成分が入っていないかなどが気になるはずです。
そういった心配がない上にロキソニンエスは小さくて飲みやすく、
さらに生理痛や頭痛にとても早く効果を発揮してくれるので、一時的な緩和方法としては優れていると思います。
低用量ピルはどうなの?
低用量ピルというのは、生理痛の対策としてホルモン剤が使われているもので、それを服用することによって生理痛の症状がめちゃくちゃ良くなった!という人もいます。
ですが、体に合わなかった場合は余計に症状が重くなるなど副作用を感じる方もいます。
また、低用量ピルはホルモン剤なので、常用することにで生理周期が乱れ、生理痛の症状が重くなりやすい。
やはり根本的な解決、長期的な改善、緩和をする際にはサプリメントが1番安全かつ、効果的な方法だと言えるでしょう。
サプリメントと薬の違い
サプリメントと薬の違いについて少し説明します。
生理痛薬のような薬とサプリメントの違いは、
サプリメント → 女性ホルモンバランスを整えて、PMSや生理痛の原因を改善する長期的な対策。
薬 → 薬の力で体の熱や激しい痛みを抑える短期的な対策
シンプルに分けるとこのようになります。
確かにサプリメントには1日や2日、1週間や2週間などで大きな効果が得られるような即効性はありません。
安全性や根本的な解決を求めるのであればこの方法が最も効果的です。
生理痛を緩和したい場合はどうしたら良いの?
毎月訪れる生理痛を緩和したい場合は、身体を温めたり、ビタミンB群などの栄養素や鉄分やカルシウム、マグネシウムなどのミネラルを摂るというのが良いでしょう。
また、生活習慣の改善で睡眠の質をあげたり、睡眠時間を出来るだけ長めにとるようにしたりすることも良い対策になります。
先ほど軽く触れたビタミンB群や、各種ミネラルを効率よく摂るようにするには食生活を見直して、
甘いお菓子やしょっぱいスナック菓子などを控える必要があります。
また、ビタミンB群では、特にビタミンB6がおすすめです。
ビタミンB6を摂るにはニンニクをすりおろしたり、刻んだりしてマグロやカツオなどの赤みのお魚などの料理に使うのが良いのですが、
ニンニクは匂いが気になりますよね。汗
また、毎日そんな料理を食べるというわけにも行かないと思います。
ビタミンB6の1日の推奨摂取量は20代の女性で『1日あたり1.3mg』とされています。
その他にも、マグネシウムやカルシウム、鉄分などのミネラルが必要なのですが、すべてをバランス良く食事から補うのは大変です。
そこで、ひとつの解決策としてサプリメントを使う方が多いんですよ。
今生理痛が痛い場合はどうしたら良い?
もし、今まさに生理痛に悩んでいるのであれば、ロキソニンSのような鎮痛薬の力を借りるのが良いと思います。
ただし、それでは今ある痛みを抑えているだけなので、栄養がバランスよく摂れるサプリを並行して使っていくこと大切です。
薬のように副作用を心配することもありませんし、根本的に血流が良くなって行くことでむくみや冷え症なども治まっていくというのがサプリメントのメリットです。
といったように、どっちが良いと偏った選択をするのではなく、双方のメリットを生かして上手に生理痛をコントロールすることがベストと言えますよ♪