生理前の症状と対策まとめ|カギはエストロゲン?
生理痛の症状は身体的にも精神的にも様々な形となって現れます。そんなつらい症状は、人によってもまた現れ方も違います。
他の人はどんな生理痛の症状に悩んでいるのか、自分と同じような症状の人はいるのか気になるところです。
そこで、生理痛の症状のタイプが違う、3人の方たちの声を聞いてみました!
また、生理前や生理痛の症状の原因になるエストロゲンの分泌量を増やす方法も併せてご紹介しています。
なぜ生理前の症状が起こるのか
生理前の症状の原因は、どうやら生理が関係あるのは容易に想像ができますが、生理前のあの嫌な症状のメカニズムは一体どうなっているのか気になりますよね?
そこでインターネットでいろいろ調べてみたところ、その生理前の症状の原因自体ははっきりとしたものはまだわかっていないそうです。
しかしながら研究されている方々の一説によると、排卵後に訪れる黄体期という時期に分泌される女性ホルモンの急激な変動が関わっている。と言われていて、それが今一番近い答えなのではないかとされています
要は女性ホルモンの急激な変動により、女性ホルモンのバランスが乱れてしまうことで生理前の症状が引き起こされるということです。そうなると女性ホルモンは厄介なものだと思ってしまいがちですが、実際に女性ホルモンは私たちの体には必要不可欠であり、そのバランスされ整った状態に近ければ生理前のあの嫌な症状はそこまでひどくならないと言われています。
なので生理前の症状の対策や改善の方法としては、いかに女性ホルモンのバランスを強く乱さないかが重要になってきます。
生理前の症状はいつまで?
生理前の嫌な症状はいつまで続くのかというとこですが、一般的にはおよそ10歳前後に始まり、生理が下りる約50代まで続くと言われています。
非常に長い戦いです。ほとんどの方は原因や対策等を知らずにひたすら我慢しているという状態です。しかしながら生理前の嫌な症状には対策や改善策等はきちんとあり、それを行うことで変化を実感することは誰でも可能です。
このページの後半にいて、生理前の嫌な症状の改善に大変効果の高いサプリメントを紹介しているので、ネットサーフィンをしていろいろ探してみても自分に合う対処法が見つからなかった。そういった形は選択肢の1つとしてぜひチェックしてみて下さい!
生理前の症状のタイプ別体験談
30代女性(下腹部痛・腰痛・吐き気)
私の場合10代の頃から生理になると、下腹部の強い痛みに悩まされてきました。。吐き気とか腰痛も強く、ひどい時は起き上がれなくなって時々学校も休んでいました。
あまりにも辛かったので、婦人科を受診したところ子宮内膜症と診断され、治療の結果、現在はあのひどい痛みからは解放されています。ほっとしています。
20代女性(イライラ・下腹部痛)
生理前になると、どうでもいいようなちょっとした事にもすぐイライラしてしまい、夫とも喧嘩ばかりしてしまいます。
そんな自分にさえイライラしてしまって、とどめにお腹も痛くなってくるともう気分は最悪。
生理が終わればスッと落ち着くのですが、夫にも嫌な思いをさせてしまうので、どうにか改善したいと思っています。
30代女性(貧血)
お腹の痛みもそうですが、貧血症状に困っています。
経血量が多いので貧血になっていると思うのですが、めまいやふらつきなど毎度のことながらとてもつらいです。
顔色も悪くなるので、お化粧も全く楽しくありません。今は貧血予防にと、鉄分の多い食事を摂るようにしています。
生理痛の症状には様々なタイプがあり、人によってほんとうに違うものなんですね。
これらのつらい生理痛を緩和して改善していくためには、どうしてその症状が起こってしまうのかを知ることが、大事なポイントになってきます。
生理前に起こりやすい症状解説
生理痛になると起こりやすい症状を、簡単な解説と一緒にご紹介しますね♪
腹痛(下腹部痛) 下腹部の痛みは最多いと言われる生理痛の症状です。ホルモンバランスの乱れ、経血の過多、血行不良による骨盤内のうっ血などが要因として挙げられます。
吐き気 子宮の収縮を促すプロスタグランジンの過剰分泌による、月経困難症の人に起こりやすい症状です。
腰痛 下腹部の痛みと同じ要因で起こりやすい症状です。その他に、骨盤に歪みが生じている場合にも症状が出やすいとされています。
頭痛 生理前に現れやすい症状です。女性ホルモンの急激な変化や、自律神経の乱れ、血行不良などが要因として挙げられます。
発熱 発熱は、腹痛に連動しています。毎回高熱を発するような場合は、子宮内膜症である可能性もあります。また、血行不良も要因となります。
下痢 子宮の収縮を促すプロスタグランジンの過剰分泌により、腸の動きが必要以上に活性化されるために起こりやすくなります。
眠気 生理前や生理中に起こりやすい症状です。女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が増えることが要因と言われています。
めまい 生理前・生理中に起きやすくなります。ミネラルの鉄分が不足するために起こる貧血症状と、血行不良が要因とされています。
少し難しい書き方をしてしまったので、少々わかりにくいとこがあるかっと思いますが、簡単にまとめると、生理中・生理前にこのような症状が起こる場合は、ほとんどの場合、ホルモンバランスの乱れを疑って良いでしょう!
生理前の症状一覧
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- 下腹部痛
- 下痢
- 便秘
- むくみ
- 胸が張る
- 摂取異常
- 味覚の変化
- 眠気
- 不眠
- 疲れやすい
- だるい
- 肌荒れ
- 湿疹
- 冷え性
- 耳鳴り
- 関節痛
- めまい
- 吐き気
- 嘔吐
- のぼせ
- ほてり
- 多汗
- ニキビ
- のどの違和感
- おりもの
- 体重増加
これらは生理前の症状の『身体的症状』と言われている症状です。(これら以外にもまだあります)
その一方で、精神的な不安や孤独感、焦燥感(あせり)などもあります。
- 情緒不安定になり涙もろくなる
- 理由もなく憂鬱になる
- 無気力になる
- ちょっとしたことで死にたくなるほど落ち込む
- 普段なら何でもないことでくよくよしてしまう
- イライラしやすくなる
- 否定的、悲観的になる
- 性欲が異常に増進、減退する
- 家族、友人、恋人とケンカしやすくなる
- 子供にきつく当たってしまう
- 感情的になり暴言を吐きやすくなる
- 人付き合いが面倒くさくなる
- 集中力判断力が低下する
- 無性に生理整頓がしたくなる
- 衝動買いをしやすくなる
これはいわば『精神的症状』と言われていて、驚かれる方も少なくありません。
生理前の症状で一番つらいのは何?
先程の段落で生理前の症状が恐ろしい数ほど存在するのがわかりました。その中でも一番つらい症状は何かというと、それは頭痛だと言われています。
では頭痛の症状が弱かったり頭痛の症状がほとんどないという方もいるかと思います。しかし頭痛の症状が重たいという方は吐き気を伴うほどの強烈な頭痛が2、 3日ほど続く人もいると言われていて、普段感じるような頭痛とは明らかに違うものだそうです。
こうした生理前のひどい頭痛の症状に悩んでいる場合は、特効薬としてロキソニンを使うのが良いと言われています。しかしロキソニンを使って頭痛を抑えたとしても、それは1時的なものであり毎月毎月生理前の時期が来るたびに飲み続けなければなりません。
それでは根本的な解決にならないので、本当の意味で生理前の頭痛を改善したい対策を取りたいというのであれば、サプリメントを用いて数ヶ月という長い月日をかけて徐々に体質を改善していく必要があるんです。
生理前の症状が強く出やすい人の特徴
実は女性自身でも判断に迷いがちであるPMSには、実はPMSになりやすい性格傾向というものが存在します。
というのは、ある病院の院長によると、10代から50代までの女性300人に調査を行ったとき、PMSの症状が出やすい人には、次のような特徴が判明したそうです。
- 律儀
- 真面目
- 完璧主義な性格
- 几帳面な性格
- 負けず嫌いな性格
- 自分に厳しい性格
- 物事に執着心が強い性格
- 嗜好品の種類が多い方
- 妄想癖がある方
- 自分にコンプレックスがある
- 自分の意思が強すぎる
- 我慢しがちな性格
- いろんなことにこだわりが強い
- 普段は感情あまり表に出さない性格
- 常に体調が悪いような気がする
- 自律神経系のバランスが良くない
- ストレス関連の疾患患ったことがある
今たくさんの種類の性格や特徴を挙げましたが、これらに10個以上該当する方は特に注意をすることが必要です。
特にコーヒーや甘いものなどといった嗜好品の摂取量がやたらと多い方と、神経質だったり几帳面で真面目な性格の方は、特にPMSになりやすいという傾向があるそうです。
そのような形は日々ため込んでしまったストレスが、生理前のタイミングで爆発されやすいのかもしれません。
ストレスとうまく向き合っていくことも覚える必要があるかも知れませんね!
生理前の症状がほとんどない人がいるのはなぜ?
ここまで見てきました通り、生理に関わる症状は悩まされている女性が非常に多い一方でで、生理前の症状がほとんどない方もおられます。
そういう方は、エストロゲンの分泌量(体内産生量)が安定していてプロゲステロンとのバランスが取れている。
こういった状態にあることがわかっています。
つまり、エストロゲンの分泌量や体内産生量が少なく、不安定なことが生理前のイライラを始めとする『つらい症状』の原因になっていたんですね。
今すぐできる生理前の症状を緩和する方法
前段で、生理前のつらい症状を緩和する(あるいは“そもそも起こさせない”)ためのカギがエストロゲンにあることがわかりました。
では、エストロゲンの産生量や分泌量を増やしたり安定させたりするにはどうしたら良いのでしょうか。
もう少し詳しく見てみる必要があります。
エストロゲンの量を増やして安定させる方法
エストロゲンの産生量や分泌量を増やしたり安定させたりする方法があるんだそうです。
その方法は・・・
- 恋愛をする(もしくは誰かときめく相手を見つける)
- 週1回のしっかりとした有酸素運動
- 毎日6時間程度の睡眠
- 大豆食品
- ざくろ
- 山芋等を食べる
食べ物や運動、生活習慣といったところは誰もがやろうと思うことではないかと思います。
もちろん、『ある日にその1日だけ』というなら決して難しくはないでしょう。
あるいは数日間続けるというのも人によっては出来るかも知れません。
ですが、女性ホルモンのエストロゲンは『体内で400以上の神経伝達と関わっている命の源泉』とも言える物質です。
その証拠に、エストロゲンは卵巣(男性の場合は精巣)の細胞で作られているため、フェロモンとも関連が深く、
異性に対して興味を持ったり、心がときめいたりすることで分泌量が増加することがわかっています。
これは、成長期の10代の女の子が第二次性徴期に
エストロゲンとプロゲステロンの量が急激に増えて初潮(初めての生理)がやってくることでも証明されています。
そのため、エストロゲンの分泌量や産生量を増やして安定させるには、恋をするのが一番ということなんですね。
そういえば『恋多き女性』なんて言われる人はいつまでも美しいですよね♪
ただし、『いつまでも美しく女性らしくありたい!』と願っているのは誰しも同じことで、
それがなかなかうまくいかないのも事実です。
そして、先ほどの生活習慣の継続も同じです。
そこで、エストロゲンの代わりをしてくれる『大豆イソフラボン』が注目されているんですよ。
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ただ、これを知る前に、自分自身の症状と照らし合わせていただきたいことがあります。
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