おりものの匂いや量を気にせず快適に過ごす方法3つ♪
生理中や生理前になるとおりものについて悩みを抱える方もたくさんおられます。
- 生理前になると限っておりものが増える・・・
- おりもののニオイが気になる・・・
- 彼氏とデートの時にもおりものが気になって距離をとってしまう
もしかしたら、このような悩みを持っておられませんか?
おりものの量や匂いには個人差がありますが、特に生理前になると不安になる方は多いようです。
そこでこのページでは、気になるおりものの量や匂いを解消する方法を一緒に見ていきたいと思います。
生理前になるとおりものが増えるのはなぜ?
おりものは、本来の目的がわたしたち女性の膣に雑菌が入り込まないようにする『デーテルライン桿菌』という常在菌の働きを活発化させるためのものです。
これは、生理周期とともに卵胞ホルモンが卵子を作って行くのですが、卵子を守るためのものなので、おりものを分泌させないようにすることはできません。
本当は膣を菌から守るという立派な仕事があるのに勘違いされているのが“おりもの”なんですね。
しかしながら、デーデルライン桿菌は、おりものは下着について乾いた際には酸っぱい臭いがすることがあります。
実は、あるアンケートによると約4割近い女性が『おりもののニオイが気になる』と答えています。
また、男性も女性のおりもののニオイは気になると答えている人が全体の約8割にも上るんだそうです・・・
おりもののニオイがきつくなる!やってはいけない3つのこと
おりものが生理周期によるホルモンバランスの変化で増えることは実際に悩んでおられる方が感じているとおりです。
ですが、先ほどもご紹介したとおり出てきたおりものの自体が匂うことはほとんどありません。
問題は出てきたおりものと反応して匂いの原因になってしまう陰部の周りの汗や蒸れで繁殖した雑菌なんです。
実は、デリケートゾーンには汗腺のアポクリン腺がたくさんあります。
これも、デリケートゾーンの粘膜を守るためにうるおいを与えるためなのですが、この汗腺からの皮脂は雑菌が繁殖しやすく、
おりもののデーテルライン桿菌との相性が良くないので、おりものが多くなると匂いがきつくなる原因になってしまうんですよ。
つまり、生理前で増えたおりものデーテルライン桿菌が繁殖した雑菌を退治した結果が匂いのもとなんですね。
これを防ぐには、3つほど条件があります。
その条件とは・・・
- 睡眠不足などのストレスを溜めないこと
- デリケートゾーンを清潔にすること
- 洗浄力が高すぎるボディソープでゴシゴシ洗いしないこと
この3条件が大切になってきます。
睡眠不足や心配事などのストレスを溜め込んでしまうと、その分デリケートゾーンに限らず、汗の質が悪くなります。
精神性発汗のことを『冷や汗』とか『あぶら汗』なんて言ったりしますよね。
実は、これらの精神性発汗はアンモニアの量が多いことが分かっています。
当然ながら、雑菌との結びつきでおりものの匂いが気になる原因になってしまいます。
次にデリケートゾーンを清潔にすると言っていますが、実は陰毛が『雑菌の温床』になってしまうこともあるので、
海外の女性は陰毛を完全に処理してしまっている人の方が多いくらいなんです。
海外の方の方が日本人よりも食生活で『肉が中心』になっているので、汗の質がもともと悪い方が多いからなんだそうですよ。
ちょっと話がそれてしまいましたが、デリケートゾーンの匂いが気になるというのは雑菌が繁殖し始めていて
常在菌がたくさん仕事をしている証拠ですから、もしかしたら陰毛を処理するのも一つの選択肢かも知れません。
最後に『洗浄力が高すぎるボディソープでゴシゴシ洗わない』という条件を書きました。
これはどういう事かというと、デリケートゾーンも顔の肌と同じように常在菌がある皮脂膜で守られています。
皮脂膜を必要以上に落としてしまうクレンジングとW洗顔がスキンケアで良くないのと同じで、
デリケートゾーンは顔の肌よりも弱い粘膜だけに、必要な皮脂まで落としてしまうと、
もっとたくさんの皮脂が粘膜を守ろうとして分泌されてしまうんです。
『デリケートゾーン』というだけに顔の皮膚よりもはるかにデリケートになっていますから
あまりゴシゴシ洗いすぎると、刺激に負けてメラニン色素が沈着して『黒ずみの原因』になることも・・・
なので、顔の肌をスキンケアするのと同じくらい、もしくはもっと優しくケアするように洗ってあげて下さいね。
ストレスや体調不良でおりものの自浄作用が低下する
女性はストレスや体調不良によって女性ホルモンが乱れることがあります。
するとデーデルライン桿菌が一気に減少。
膣内に菌が繁殖して臭いの原因になる場合があります。
なのでもしも疲れやストレスを感じたら、ゆっくり眠るなど、早めのケアを心がけて、女性ホルモンの乱れを防ぎましょう。
おりものが一番増えるのはいつ?
おりものには、『受精の手助け』と『雑菌が腟の中に入るのを防ぐ』という、大切な役割があるのをご存知ですか?
実はおりものは、女性のカラダにとってなくてはならないものです。
おりものには量や性質には個人差がありますが、女性なら誰にでもあるものです。
そして個人差があるがゆえに、あまり気にならない方もいれば、とても気になる方もおられます。
また、前述のとおり、ストレスが多くなると『汗の質が悪くなって雑菌が繁殖しやすくなる』ことに加えて
『デーテルライン桿菌』が正常な役割を果たせなくなる場合もあり、これがおりものの量が増えて、匂いもきつくなる原因になるんですね。
そして、ストレスはホルモンバランスも狂わせます。
自律神経がホルモン分泌を司っているため、自律神経に影響を及ぼすストレスは女性にとって大敵です。
女性ホルモンの分泌バランスが乱れると、生理周期も狂いがちになってしまうため体調不良も起こしやすくなるんですよ。
なので、悩み事を相談できる友達を持つというのは大切な事なんですね。